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最近のアレコレ②

現在は津島佑子『ナラ・レポート』再読中。そして松村みね子訳『かなしき女王 ケルト幻想作品集』(ちくま文庫)が欲しい…。
海外文学をたまには読もうかと思い、色々模索中。サキ、スティーヴン・ミルハウザー、イタロ・カルヴィーノ、アントニオ・タブッキなど、が、自分は好きなのであります。めっぽう弱いので、何か、こう、オススメ頂けたら、大変嬉しいです。

以下、最近読んだ本の感想。

『グリムの森へ』
凄くいい。大庭みな子の「ヘンゼルとグレーテル」、「ラプンツェル」には、お話をなぞる、端正な言葉の中にも、物語に埋もれた残酷さや不穏を、淡く、香り立たせるような、妖艶な柔らかさが。津島佑子の「めっけ鳥」には、淡々と連なる、怜悧な語り口の中にも、抗い、守るため、戦い続けるものの、その強さに寄り添うような、語り手の、鋭い、直向きさが。「青髭」は最早、その色彩、その豊艶さ、肥沃な退廃の中に物語を宿し、蠢く醜悪さを貪り、妖しげに潤わせたような、その美しさ、皆川博子のものと言うべき物語へと、昇華しているように思う。

イタロ・カルヴィーノ『パロマー』、『むずかしい愛』
もつれ、絡まるもの、解いても、解いても、解ききれぬような、向き合っても、向き合っても、その、絡まりのほどを、把握しきれぬような、取り組めば、取り組むほど、広がり、緻密になっていくような、不毛さ、もどかしさ、果てしなさ。本当は真っ直ぐなものであるかどうかさえ、そもそもどういった形をしているものであるかさえ、解り得ない、だが、漫然と絡まりに見えるものを、黙々と解いているかのよう。不思議なもので、のめり込めば、のめり込むほど、絡まりは複雑なものへと変わり、更に広がって行く。むず痒い。これは深刻な、むず痒さ。

アンナ・カヴァン、タニス・リーが少し気になるなる今日この頃。ヴァージニア・ウルフなどもまた読もう。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

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あげこ

Author:あげこ
あげこ
女、1987年生まれ

読書感想中心。
矢川澄子、幸田文、森茉莉、武田百合子、津島佑子、笙野頼子、河野多恵子、岡本かの子、野上弥生子、皆川博子、津村節子、原田康子、村田喜代子、高樹のぶ子、高橋たか子、倉橋由美子、久生十蘭、室生犀星、武田泰淳、獅子文六…愛しています。

どうぞよろしくお願いします。
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